【新年】たのしい正月(地獄ぎっくり腰)

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 2020年の正月に描いた、ぎっくり腰のマンガです。

 「色々と環境が変わって、来年から心機一転だ!」という時に、真っ向から心と腰をへし折られました。

 何したってんだよ… いや、原因はわかっている。はっきりしている。

 それは記事の終わりに。最後まで読んでいってください。

 私のようになりたくなければ…

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たのしい正月()

破滅は唐突に

 大晦日の夜。年越しそばも食べて、遠くに聞こえる除夜の鐘を聞きながら楽しく夜更かしするんだろうな~

 できませんでした。突然腰が痛くなりました。身動きも取れなくなりました。

 当時は何の原因も思い当たらず、困惑しながらベッドに伏せました。

 これから終わります。

一瞬良くなって終わる

 毎年正月になると、それぞれの実家に帰省します。この日は奥さんの家に帰る予定でした。

 昨日腰が終わった気がしましたが、やや辛いながらも何とか動けました。

 それが帰り道にメチャメチャ痛くなり、家に着いたら崩れ落ちました。

 「お正月をエンジョイする!」 それだけ言って、眠くもないのに就寝しました。

激痛猿轡(さるぐつわ)

 トイレに行きたくて目が覚めたのですが、激痛で寝返りひとつ打てないんです。でもベッドから出ないといけない。

 もがく度に出てくる事件性のある悲鳴。このままじゃ通報される。

 目に入ったのは、枕の隣に置いといたハンドタオル。何となくこの事態を予想していたのだろうか、もう思い出せない。

 そいつを口に噛ませて、悲鳴に封をして、よだれだらだらでベットから這い出ました。

地獄道

 家にある全ての高低差が拷問と化しました。

 立てないんです。進まないんです。涙とよだれが止まらないんです。

 「バリアフリーって大事なんだな」ってすごく思いました。家中に手すりがあれば、まだ良かったのに。

 トイレは扉をしっかり閉めて、密室にして叫びまくりました。これが地獄なら二度と体験したくない。普段からもっといい事しようと、心に決めました。

 帰り道は叫ぶことなく戻りました。

 精根尽きて声もでません。黙々と這いずりました。

 世の這いずり回るタイプの怨霊の気持ちが分かりました。全員ぎっくり腰で余裕がなかったんです。

 誰を恨んだものか、何を祟れば救われるのか… ただ後悔しながら、気絶するように気絶しました。

奥さんは聞いていた

 ハンドタオルで声を殺していたつもりだったのですが、奥さんは目が覚めて一部始終聞いていたそうです。

 …あまりに恐ろしく、鬼気迫りすぎて、怯えることしが出来ませんでした。

 怖かったろうなぁ。特にベッドに向かって無言で這ってくるシーン、最高にジャパン・ホラーしてたね!

 本当にごめんなさい。

失った正月

 絶叫ナメクジとして奥さんを恐怖させましたが、徐々に動けるようになりました。

 結局3週間くらい掛かりました。家事も仕事も趣味も、何一つ満足に出来ませんでした。

 実は今回のぎっくり腰、1つだけ思い当たることがあるんですよ。

 それはですね… あの、100巻を超える傑作冒険漫画があるじゃないですか…

 それがあまりに面白くてですね… ロクに席も立たずに、ひたすら読み続けてたんです。

 腰に掛かる負担を感じながら、キリのいいところまで… あと一話だけ… うおお過去編はじまった…

 とかやってた数日後でした。腰が死んだのは。

 皆さんも、気を付けましょうね…

キャラクター紹介

もずく(夫)

 新年で心機一転したかった人。慈悲はない。

 この正月以降、年末が怖くなった。

めかぶ(奥さん)

 苦しむ夫を余所に、いつも通り正月を過ごした人。

 マイペースが美徳だと信じている。

むーちゃん

 奥さんのぬいぐるみ。『Afternoon Tea』のカゴに刺さってた。

 抱き枕としてプレゼントしたのだが、朝日を遮る日除けにされる。かわいい獏なのに。

だるまミッフィー

 奥さんのぬいぐるみ。『ハウステンボス』のミッフィーグッツコーナーに紛れてた。

 「だるまのミッフィーだなんて、珍しいね~」とか言ってたら、帰ってから本屋だのヴィレヴァンだの、街でちょいちょい見るようになった。

 侵略しに来ている?

 以上で地獄の正月記事は終わりとなります。最低ですよね、ぎっくり腰。自分がなるまで他人事でした。

 読んでくださり、どうもありがとうございました。

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